【感想記】アイドルタイムプリパラ 第29話「グランプリ大決戦!」

アイドルタイムプリパラ

本放送日:2017.10.17

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第29話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
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努力アイドル華園しゅうか

第三回「アイドルタイムグランプリ」の当日を迎えた。アイドルの人数が足らず開催さえも危ぶまれていた頃が懐かしい。今回の目玉はやはり「華園しゅうか」の存在だろう。ゆいとにのがミーチルとチームを組むためにはしゅうか以上の実力であることを示さなければならず、そのため今回の順位は今後の運命を左右することになる。とは言うものの、大人の事情的な話をしてしまえば過去に優勝経験があるゆいとにのが今回の勝者となる可能性はかなり低いと見るのが妥当だろう。つまり優勝者はミーチルかしゅうかに絞られることになる。順番的にはミーチルの優勝がしっくりくるが、作中における下馬評的にはしゅうかがかなり有利というところだろうか。

グランプリまでの期間では各人が例によって効果があるのかないのかわからない謎のレッスンに励んでいたが、その中でしゅうかだけは毛色が少し異なっていた。「真のアイドルは努力している姿を誰にも見せぬもの」と地下に完全防音施設を作り、さらに絶対音感のミミ子を歌のレッスン講師として招集する。それはほぼ確実な優勝を100%にするためだった。そのため自らの歌声に1ヘルツの音程のズレも許さないなど、その完璧を徹底的に追求する姿勢はミミ子をも圧倒させるほどだ。神アイドルの妹であることや普段の性格から、一見するとしゅうかはひびきやそふぃと同様の天才に見える。しかし実際は今回のように陰で血の滲む努力をしており、それが各地のプリパラでトップを獲得する実力に繋がっているのだろう。自信満々な態度も限界まで努力をしているという自負があればこそなのかもしれない。ただこういった完璧主義の姿勢を見ると、いつしかそれが崩れてしまいそうな不安も覚えるのは自分だけだろうか。

しゅうかのレッスンはグランプリ当日までも行われた。エントリーの締め切りが近づき不戦敗の危機も迫るなか、100%の音程を取ることに成功したしゅうかはぎりぎりでグランプリに出場。そしてゆい達に大差をつけて優勝をかっさらっていった。あそこまでの鬼気迫るレッスンを経ればこの結果も当然というところだろうか。

気になるのはこの結果がゆい達に与える影響だ。特にミーチルがこの結果を受けてしゅうかへの評価をさらに高めたのか、それとも彼女に負けたくないと考えたのかによって今後の展開が変わっていきそう。前者であればチーム結成は遠のくことになる。ただ後者のように反骨精神が芽生えたのなら、その打開策として「チームを組んでしゅうかに勝つ」という選択肢が生まれてもおかしくはない。

次回、第30話「ガァララとパックが夢パックン!」

次回は毎年恒例のハロウィン回。いよいよガァララが本格的にストーリーに絡んでいきそうだ。個人的に気になるのは蘭たんが登場してくれるかどうかだが、無理な気がしてならない。

プリパラ恒例のハロウィンイベントがパパラ宿でも開催されることになった。アイドル達が大勢集まるのをいいことに、このイベントに目をつけたガァララはパックにアイドル達の夢を食べさせようと計画する。パックはガァララに従い、みんなの夢を次から次へと食べていく。そしてゆい達もガァララとパックの標的にされてしまい・・・

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

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