【感想記】ひみつのアイプリ 第6話 「挑戦!アイプリグランプリ」

ひみつのアイプリ

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『ひみつのアイプリ』第6話あらすじ&先行場面カット | アニメイトタイムズ
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本当の目的

スターアイプリである「ルビー=ラズリ」と「アイスマイリン」の緊急生配信で、アイプリの頂点を決める「アイプリグランプリ」の開催が宣言された。グランプリは全6大会のトーナメント形式で行われ、優勝者はスターアイプリの称号と殿堂入りのスペシャルコーデを手にすることができる。

このグランプリは会長の発案によるものだが、そこには目的がふたつあった。ひとつは「伝説のアイプリコーデにたどりつくこと」。グランプリに実力のあるアイプリが集結すれば、謎の多い伝説のアイプリコーデの解明に近づくかもしれない。もうひとつは「アイプリブレス」だという。ひまりは世界に数個しかない特別仕様のアイプリブレスを使用しているわけだが、それが使用者にどのような変化をもたらすかを調査するとのことだ。

しかしそれは表向きの理由であり、タマキはその裏に会長の「本当の目的」があると見抜く。今回の会長は冒頭からひまりのライブを見ながらレッスンに励んでおり、またグランプリでは「わたしはリミッターを外す」と真剣な面持ちで宣言するなど、誰が見ても気持ちが入れ込みすぎなのは明らかだ。その後、「バズリウムチェンジを達成したいそれだけだ」と明かす会長ではあるが、タマキに「なんのために?」と聞かれて言葉に詰まってしまう。これまでは隙のない存在として描かれてきた会長ではあるが、実はその内面ではアイプリに対して複雑な悩みを抱えているようだ。

ステージに立つ理由

グランプリにはひまりとみつきも出場することとなった。順調に勝ち上がっていく両者だったが、みつきは準決勝でルビー=ラズリと対決した末に敗れてしまう。勝利すればひまりとの決勝戦が待っていたとあって意気消沈するみつきだったが、そんな彼女にひまりは「ライブ楽しかった?」と問いかける。ひまりは何度もライブを行うことができるグランプリを純粋に楽しんでいる様子であり、そんな彼女の姿がみつきにとっては救いになったようだ。

その一方で、勝ち進みながらもバズリウムチェンジが出ていない会長の表情は浮かない。そんな彼女を見かねたタマキの口から、会長がグランプリを開催したのは「ひまりと戦いたかった」ことが本当の理由であることが明かされた。常に上を目指しながらもトップに君臨してしまった会長は、ひまりと出会った瞬間に彼女こそが自身をより高みへと押し上げてくれる存在だと見抜いたのだろう。しかしバズリウムチェンジを出せない現状に焦燥感が高まっていき、気がつけばパートナーであるタマキを蔑ろにするなど自分を見失ってしまっていた。

今の会長に足りないものは何か? 奇しくもその答えを示したのは、対戦相手であり自身がライバルと見定めた青空ひまりだった。間違ってルビー=ラズリの控え室に入ってきてしまったひまりに対し、会長は「君はなんのためにステージに立っている?」と問う。それに対しひまりは当たり前のように「楽しいから!」と答えるのだった。ひまりがそう答えたのは元々の性格もあるだろうが、第3話で会長自身がひまりに送った「楽しんでくれ、アイプリを」というエールも土台となっているだろう。ひまりの言葉で答えが自分自身の中にあったことを思い出し、高らかに笑う会長。迷いを吹っ切った会長は、タマキと共に決勝のステージへと向かう。

アイプリの頂点・ルビー=ラズリが披露する楽曲は『Stand Get Up』。「クールでダイナミックなライブが魅力」と紹介されていたとおり、ハードな曲調が最大の魅力となっている。中の人の歌唱力の高さも相まって“絶対強者”としての貫禄が滲みでている曲だ。このライブでルビー=ラズリは初めてのバズリウムチェンジを達成し、そのままの勢いでグランプリの優勝を果たすのだった。

その一方、敗北を喫しても悔しそうな様子は見せず、終始楽しそうな様子だったひまり。しかしルビー=ラズリの輝きを目の当たりにしたことが彼女の中の何かを変えたのだろう。その夜、寝付くことができなかったひまりは緊急で配信を開始。目標ができたと語る彼女は緊張しながらも「ルビー=ラズリみたいなスターアイプリになりたい!」と宣言するのだった。今回で強調されていたひまりの“いつでもアイプリを楽しむ姿”はそれ自体が大きな強みではあるが、その一方で勝利への無関心さが決勝での勝敗を分けたようにも思えた。ひまりの中に芽生えたこの感情は彼女を大きく成長させてくれるように思う。

しかしそんな宣言をしたのもつかの間に、帰ってきた彼女を待ち受けていたのは学園長・大須賀ヴィクトリアだった。アイプリであることがついにバレてしまったことで、ヴィクトリアは学園内でのアイプリを全面的に禁止としてしまった。彼女の初登場シーンを見た段階でこうなることは誰もが想定できたわけだが、ひまり達がこのピンチをどう乗り越えるかは次回のお楽しみとなった。

今回はひさしぶりの新ライブということに注目していただけに、会長の内面をシリアスに掘り下げていったことは意外だった。ひまりを見る会長がときおり意味深な表情をしていた理由も明らかになったし、また完璧さが強調されていた彼女の苦しみを描くことでより親しみを抱きやすい存在になったように思う。

次回、第7話「ヴィクトリアのひみつ」

アイプリ禁止令を解くため、ひまりとみつきがデュオとしてオーディションに参加するとのこと。またヴィクトリアがアイプリを毛嫌いしている理由も明らかになりそうだ。今回で示唆されたパトリシアさんとの関係性も気になるところ。

ヴィクトリア学園長先生によってアイプリは禁止されてしまう。落ちこむひまり。ヴィクトリアは、アイプリの素晴らしさをアピールできたら許してくれると言うが…。

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

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