あらすじ＆場面カットはリンク先をご参照ください
五つのバズリウムチェンジ
リング姫の前でお披露目ライブをすることになったひまり達。しかしひまりは持ち前の人見知りが爆発して“緊張したときの顔”になってしまい、みつきもお姫様の前でのライブということで不安そうだ。一方のじゅりあとえるは普段と変わらぬ様子であり、先日デビューしたばかりの新人とは思えない。それぞれの個性を感じさせつつ、いよいよ四人は姫のいる宮殿へと向かう。
しかし側近のシツムゥが言うには、リング姫の姿を見ることが許されるのはお披露目ライブで認められたアイプリだけとのこと。さらなるプレッシャーがかかるなか、ラブジュリエルは先ほど見せた余裕の態度を崩さず堂々のライブを見せる。ふたりはライブ前には口喧嘩をしつつ微笑みあっていたが、もはや正反対の自分たちを楽しんでいるかのようでもあった。ライブ中にリング姫が反応していたことからも、その輝きは限りなく極まっているのだろう。
続けてステージに立ったポッピンドリーミィのふたり。ここへ来る前の緊張していた様子に加え、眼の前で披露されたラブジュリエルの高いパフォーマンス。紛れが起きても不思議ではない状況だったが、壁を乗り越え、デュオとして勢いに乗っているふたりにそれは杞憂だったようだ。当然のようにジュエルバズリウムチェンジを発動させるなど、もはや貫禄さえ感じさせるライブだった。
シツムゥによってリング姫に拝謁できるデュオが告げられようとしたまさにそのとき、覚醒したリング姫が四人の前に立っていた。驚くシツムゥとめが兄ぃの様子を見るに、姫がここまで行動的になるのは極めて異例であり、それだけ両者のライブが彼女の心に響いたということなのだろう。
ただそれもつかの間に、リング姫の瞳はすぐに生気を失い、また眠り込むように玉座についてしまった。最後の瞬間、リング姫がみつきを見てハッとした表情をしていたのも気になるところである。まだまだリング姫にまつわる謎は多く残されていそうだ。
ひまり達にとっては腑に落ちないところはあったものの、リング姫が笑顔を見せたことでシツムゥは嬉しそうだ。そしてシツムゥによって明かされたところによると、残り四回のコンテストではそれぞれ異なった種類のバズリウムチェンジを発動させなければいけないとのこと。そして第二回のコンテストのテーマは「スペース」であり、つまり「スペースバズリウムチェンジ」を発動させなければ出場することすらできない。バズリウムチェンジに種類があるというのは今後のコンテストごとに新鮮な展開が生まれそうだし、個人的には面白そうな試みに思っている。
新展開への序章
第一回のコンテストが終わりを迎えたということで、次週以降の新展開を期待させるシーンも多かった。まず、どことなく不思議な雰囲気を匂わせているわこ先生は兄に憧れて教師になったらしく、その兄こそがひまり達の担任である更科先生だった。放送開始当初はネタ的に更科先生が黒幕扱いされていたが、ここにきて本当に怪しく見えてきたから困る。
またシリーズ初の男子アイプリ・七浦すばる（CV：小林竜之）も、姉でありプロデューサーでもある七浦おとめ（CV：大森綺星）と共に登場。声優的にも“実は女だった”というどこかで見たパターンは難しそうなので、本当に男のアイプリなのだろう。
彼がひまり達に立ちはだかる存在となるのかは不明だ。ただ仮に女子と男子のライブ対決となれば、それは過去のシリーズでも類を見ない展開である。また既存の男性キャラの間口を広げる役割も果たすだろう。彼の登場によってどのような影響が起きるのかに期待していきたい。
次回、第60話「うわさの転校生」
すばるがさっそくの登場。ひなたと対決をするらしいが、普通に意気投合しそうな気がしてならない。
今、アイプリバースではあるアイプリが大人気。すご腕のプロデューサーにプロデュースされているらしいが、最近ライブはやっていないようだ。その頃、パラダイス学園１年A組に七浦すばるが転校してきた。だが、ぶっきらぼうで無口な態度ゆえ、周りから怖がられるすばる。廊下を慌てて歩いていたひいろは、すばるにぶつかってしまう。怖がるひいろだが、落としものを拾ってくれたすばるを見て、意外に感じる。しかし、その様子をひなたが見ていた。妹を怖がらせていると思い込んだひなたは、すばるにサッカー勝負を挑むのだが……。
各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト
コメント