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雨のち晴れ
ひまりとみつきのライブを見てから、じゅりあはデュオを組むことに興味を抱いている様子。一方のえるも、気づけばデュオを題材にした小説を書くなど同じ心境のようだ。2人は互いをデュオを組む相手として意識していたが、じゅりあが他のアイプリとデュオを結成したとえるが勘違いしてしまったことから、すれ違いが起きてしまう。
その日から明らかに落ち込んでいるえるを、自分のライブで元気づけようと考えたじゅりあ。しかしえるからすれば、今もっとも見たくないのはアイプリとして輝くじゅりあの姿だろう。再び口論が始まってしまい、えるはその勢いで「私はあの曲ぜんぜん好きじゃありません」と口走ってしまう。嫉妬心から咄嗟に漏れてしまった言葉だったが、じゅりあとすれば大好きな曲を理由もわからず否定されて許せるわけもない。「最低」と言い残し、部屋を出ていってしまうのだった。これまでにないシリアス展開で胃が痛い。
謝罪のため、雨が降りしきるなか、じゅりあを追いかけるえる。そこでついに「あの曲を作ったのは六堂えるです」と、じゅりあの曲についての真相が語られることとなった。えるは「あのときめきを完璧に表現することはできない」と思い、かつてはアイプリへの夢を閉ざしていた。じゅりあに曲を贈ったのは、彼女になら自分の夢を託せると考えてのことだったのだろう。しかし一方のじゅりあはファンから贈られた曲を大切に思うあまり勇気が出せず、長らくライブデビューに踏み切れなかった。えるにとってはそれが「自分がつまらない曲を作ってしまったから」と捉えることになってしまったようだ。えるがじゅりあを“アイプリのじゅりあ”とわかってからも少しきつめの態度だったのは、そんな彼女に対するちょっとした憤りもあったのかもしれない。ただその奥底では、えるのじゅりあに対する特別な感情が揺らいだことはなかったのだろう。
えるの本心を知ったじゅりあは、真っ直ぐな瞳で「じゅりあとデュオを組んでください」と彼女に告げる。しかし素直になれないあまり、めんどくさいヤンデレのような御託を並べるえる。そんな彼女の眼鏡をそっと外し、「じゅりあは出会う前からえるちゃんにバズときめいていた」と口説き落とすじゅりあはまさしくイケメンだった。これまであまりカップリングというものに関心のなかった自分ではあるが、この2人についてはイチャつきを永遠に見ていたい感情に駆られる。
無事に成就したということで、早速のデュオライブとなった。曲名は『ときめきグラビティ』。2人の出会いからデュオ結成までの互いの心情が綴られた楽曲だ。曲名は互いの重力に惹かれ合った関係性を表現しているのかもしれない。またライブ後、2人のデュオ名が「ラブジュリエル」に決定。ゲージも貯まったことで、アイプリコンテストへの出場が決定したのだった。
そんな2人に触発され、ひまり&みつきもライブステージへ。しかし前回とは違いジュエルバズリウムチェンジは発動せず、不完全燃焼のまま終幕となってしまった。正直なところ、デュオとしての勢いは現状ではラブジュリエルが勝っていると言わざるを得ない。その差をひまりとみつきががどのように埋めていくのかに注目していきたいところだ。
次回、第58話「アイプリコンテスト開幕!」
早くも第1回のアイプリコンテストを迎えるようだ。
ジュエルバズリウムチェンジができなかったひまりとみつきは落ち込んだまま。二人は特訓を開始するが、がんばりすぎなみつきを心配したチィはひまりにアドバイスを送る。
各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト
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