【感想記】ひみつのアイプリ 第50話 「わたしたちのグランプリ」

ひみつのアイプリ

【公式】アイプリちゅ〜ぶ」にて最新話が無料配信中!
アニメ『ひみつのアイプリ』第50話あらすじ&先行カット公開!
株式会社タカラトミーアーツのプレスリリース(2025年3月21日 17時00分)アニメ『ひみつのアイプリ』第50話あらすじ&先行カット公開!

あらすじ&場面カットはリンク先をご参照ください

紙一重の戦い

ファイナルアイドルグランプリも準決勝へ突入。ひまりは憧れであり、目標にもしてきたルビー=ラズリとの対決を迎えた。先行のルビー=ラズリの完璧なステージを前に、ひまりはまるでひとりの観客かのように目を輝かせながら、スターアイプリとして立つステージに思いを馳せる。

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

結果は僅差でひまりの勝利となった。正直なところ、ひまりが勝利した要因ははっきりとしない。ただ敢えて考えるなら、ひまりにはスターアイプリになるという夢や、みつきのとの対決など、その先のステージへの強い想いがあった。そこが勝敗を分けたのだろう。再戦をすればまた違う結果になるかもしれない。そう思えるほどに紙一重の勝負だった。ただそんな悔しい結果を突きつけられても「私達はまだまだだな」と言えるサクラはさすがである。

そして次はみつきとつむぎの対決。心配して様子を見にきたサクラだが、みつきは「今は楽しみしかありません」と晴れやかな笑顔で迎える。サクラはおそらく先輩としてみつきを励まそうと思っていたはずである。しかし推しのかつてない瞳の輝きにたちまちファンガールへと逆戻りしてしまうのだった。ただサクラの心配を吹き飛ばすほど、今のみつきへの期待感は高まっているということだろう。

みつきはひまりやつむぎのステージを見てきたことで、人はそれぞれ違った輝きを持つことに気がついたようだ。そしてそれは自分自身も例外ではない。みつきだけの輝きがあることを自覚したことが、ライブ前のサクラへの態度にも繋がっていたのだろう。思えばこれまでのみつきは自分を全面に押し出すことはせず、優等生止まりという印象があった。ただ今回のグランプリではオリジナルの自分を真正面から見据えており、そこには強者の風格さえ漂っている。サクラは「殻を破った」と表現していたが、みつきに起きた具体的な変化とはそういった部分なのだろう。

一方、対戦相手のつむぎはこれまで無機質だった彼女とは違い、今回は勝ちたいという明確な意志を持っている。「言葉が欲しかった」と語るつむぎ。今の彼女のライブは、感情を表現する言葉を得た喜びに溢れているようである。初ライブの時点で完成されていたつむぎのライブではあるが、今はそこに血の通った想いが紡ぎ出されている。

またもやどちらが勝利してもおかしくなかったが、決勝進出を決めたのはみつきだった。お馴染みの曲ではありながら、どちらもその背景にはこれまでとは違うものを秘めていた。その差を生み出したのは、やはり勝利への飢えだろうか。これで決勝はひまりとみつきの対決となった。

待望のカードではあるのだが、結末を見たいような見たくないような、複雑な感情である。なんにせよ次回が第1期を締めくくる回。『ひみつのアイプリ』が描きたかったものに注目していきたい。

次回、第51話「キラキラのスターアイプリ」

スターアイプリが誕生するのはタイトルからも明らか。それがグランプリの勝者のみなのか、それともひまりとみつき両方に与えられるのか。来週を待とう。

ファイナルアイプリグランプリは、とうとう決勝戦!ひまりとみつきの対決に、世界中のプリトモたちが注目している。そんな中ひまりとみつきは、二人でアイプリになろうと約束した子供の頃のことを思い出していた。「ひまりに届けたい」子供の頃にいだいた気持ちを、歌にこめるみつき。その思いを受け取ったひまりは、いざステージへ。子供の頃、緊張していたら『ひみつのおまじない』をかけてくれたみつきの優しさを思い出していた。歌で、「大好き」という気持ちをみつきに届けるひまり。最高のライブを見せた二人。優勝の栄冠は、一体どちらに……!?

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました