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今年のうちに
年の瀬ということもあり、ミーちゃんねるで「今年中にやっておきたいことがあるなら、今月中に叶えようね」と話すみつき。また最近は配信の内容や日頃の反省などをメモにまとめているそう。そんな真面目なみつきであるが、一時間目が体育で「とび箱」をやると聞くやいなや表情が一変する。
案の定、みつきはとび箱が苦手というか、もはやトラウマレベルの恐怖を抱えているらしい。とび箱を前に恐怖で立ちすくんでしまうみつきだが、脳裏に浮かぶのは配信で口にした自身の言葉だった。こうしてみつきは今年中にとび箱を克服するため、放課後に特訓をすることに決めたのだった。
初日は様々な人から助言を貰うことにしたようだ。しかし感覚派の青空兄妹のアドバイスは意味がわからず、理解者だと思った自身の兄も謎の数式を繰り出してくるなど、理論派すぎてやはり意味がわからない。
そんななかで意外な活躍をしたのがゆうまだった。「箱の奥のほうに手をつく」というわかりやすくも核心を突いたアドバイスをするなど、上級生よりよほど有能である。ただゆうまは照れながら口走ったことではあるが「メモばかり取ってないで何回も練習すれば」という言葉は、今のみつきには少し堪える言葉だったようだ。
その日の夜、みつきは「跳べなくていい。別に困ることないし」と珍しく拗ねてしまう。そんなみつきを勇気づけたのが、ひまりとの濃厚なベッドシーンと、バイカラ・ローズの復活に向けて練習に励む野々瀬さんとヴィクトリアだった。どうやら二人は再びデュオとしてアイプリをするべく挑戦するつもりのようだ。そんな姿勢にみつきは感化され、再び前を向いたようである。まさかのバイカラ・ローズ復活ライブも期待できるのだろうか。
ひみつの魔法は
またひまりもみつきを元気にするべく行動を起こす。ひまりはみつきのために手作りカレーを振る舞う。料理は冒頭でひまりが口にしていた「今年中にやっておきたいこと」でもあった。つまりこのカレー作りは、自身の挑戦を見せることで、みつきを応援することになっているわけである。またひまりはみつきに対し、無神経に苦手なとび箱に向き合わせたことを反省しているようだった。こうして物事を反省する姿勢は、もしかするとみつきから学んだものなのかもしれない。
ひまりの後押しもあり、再びとび箱に挑戦するみつき。これまで取ってきたメモから導き出した答えは、奇しくも最初に貰ったひまりとひなたのアドバイスどおりの内容だった。遠回りには違いないが、みつきはこうして物事をよく考えてから行動に移すタイプだから正解にたどり着けるのだと思う。
そうして挑戦するみつきだが、結果はとび箱の上に乗ったばかりで、跳び越すことは叶わなかった。それだけでも成長に感じるが、やはりまだ恐怖心が完全には拭えないらしい。「アイプリのステージなら怖くないのに」と言うみつき。そこでひまりはみつきをアイプリのステージへと誘う。プリともに応援してもらえば、きっと怖いものなどなくなる。ひさしぶりのデュオとなったが、みつきはプリともの応援と、何よりも隣にいる親友に勇気を貰えたようだ。
そうして本番の日。そこにはとび箱を跳び越えた自分自身に驚くみつきの姿があった。祝福するひまりを始めとしたクラスメイトと、松岡ねっぱ先生の号泣が生暖かい。「みんなの応援って、ひみつの魔法みたいだね!」というみつきのセリフと共に今週の物語は綺麗に幕を閉じた。
ここ最近はつむぎがストーリーのメインだっただけに、ひさしぶりにみつきがフューチャーされる回で満足だった。普段は比較的冷静な面が目立つみつきのしおらしい姿が見られたのはそれだけで濃厚だったと言えるだろう。
次回、第38話「みつきのホワイトクリスマス」
そして二週連続のみつき回である。これまで描写のなかったみつきの両親も登場するのかもしれない。
もうすぐクリスマス。今年はパパとママが海外から帰ってこられるようになったと聞き、喜ぶみつき。だが大雪で飛行機が飛ばなくなったと連絡が入る。
各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト
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