【感想記】ひみつのアイプリ 第34話「ヒカリノコトバ」

ひみつのアイプリ

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アニメ『ひみつのアイプリ』第34話あらすじ&先行カット公開!
株式会社タカラトミーアーツのプレスリリース(2024年11月22日 17時00分)アニメ『ひみつのアイプリ』第34話あらすじ&先行カット公開!

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紡がれた約束

第4回アイプリグランプリの決勝戦当日を迎えたひまり。不戦敗となってしまったみつきの分まで頑張ろうと意気込むひまりだが、どこか様子がおかしい。どうやら気合が入りすぎるあまり熱を出してしまったようだ。ついには倒れ込んでしまうひまりだったが、そんな彼女をつむぎが介抱する。

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

心配するつむぎを他所に、「スターアイプリになるために、グランプリで優勝するの!」とライブを強行しようとするひまり。そんなひまりに、つむぎは「ひまりちゃん、忘れてる、大事なこと」「思い出して、大切な約束」と手を差し伸ばす。ひまりがつむぎの手を取ると、脳裏に幼少期の記憶が流れ込んでくるのだった。

それはひまりが大好きなムギちゃんと「ほしのプリうさひめ」という絵本を読んでいる光景だった。

「ほしのプリうさひめ」

魔法使いに人形に変えられてしまったプリうさひめは、言葉を発せられなくなってしまう。寂しさから涙を流すプリうさひめ。その涙が海に流れ、星のように輝き出したとき、プリうさひめの魔法が解けて元の姿に戻り、プリンセスの姿になっていた。その後、プリうさひめにはたくさんの友達ができて、幸せに暮らしたのだった。

絵本を読み終わった幼少期のひまりは「プリンセスになってお友達たくさん作る!」と笑顔を輝かせる。続けて「ムギちゃんもなろうよ、プリンセス!」とムギちゃんと約束を交わしたのだった。

ひまりの「友達を1万人作る」「スターアイプリになる」といった目標は、元をたどれば過去にムギちゃんと交わした「(一緒に)プリンセスになる」という約束がきっかけとなっていたのだろう。幼少期の記憶であるためひまりは約束を忘れていたが、それは心の奥で確かに息づいてた。一方のムギちゃんはその約束を守るために「つむぎ」という名の少女に姿を変え、ひまりの前に現れたのだった。

プリンセスアイドルプリンセス

約束、叶えるね」と微笑むつむぎ。彼女のアイプリブレスが輝き出すと、これまでの黒髪とは違い、白髪縦巻きロールのいかにもプリンセスな姿へと変身する。この形態は「プリンセスアイプリ」というようだ。「アイプリ」がそもそも「アイドルプリンセス」の略語であるわけだが、細かいことは気にしないほうがいいのかもしれない。

プリンセスアイプリの姿でステージに立ったつむぎ。曲は「きらめきのうた」。これまでのつむぎとは違い、その笑顔や歌声には温かみが感じられ、まるで別人のようである。その佇まいはまさにプリンセスと呼ぶに相応しいのかもしれない。ライブ後にはコーデが自らその身を明け渡し、ひまりの登場を待たずして優勝が決まってしまった。それほどに圧巻のステージだったのだろう。

彼女のライブを目の当たりにし、ひまりは「わたし、プリンセスになりたかったんだ!」と自身の行動原理を思い出す。「つむぎちゃん、私もきっと……!」という言葉から、次回からはひまりもつむぎと同様にプリンセスになることを目指していくのだろう。

これまで謎の多かったつむぎについての情報が溢れ出す回となったが、個人的には不可解な部分がいまだに多いという印象だ。アイプリバースの不具合が何だったのか、ムギちゃんがどのようにしてつむぎになったのか、この一連の展開におけるみつきの立ち位置はどうなるのかなど、疑問を挙げればきりがない。また全体的につむぎに関する展開が急すぎて、気持ちが追いついていないというのが正直なところである。細かい点については次回以降で回収されていくことを期待しよう。

次回、第35話「鈴風つむぎのひみつ」

予告を見る限りは総集編となりそう。つむぎの情報について進展はあるのだろうか。

今回は、アイプリバースデー特別企画『アイプリインタビュー』。第4回アイプリグランプリでつむぎが見せた、光り輝くプリンセスのような姿。あの日以来、彼女の姿を見た者はいない。アイプリたちへのインタビューを通し、つむぎのひみつに迫っていく!インタビュアーは、みつき。カルテットスター、チィ、ひまりたちにインタビューを敢行するが、つむぎのひみつはなかなか見えてこず……。

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

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