【感想記】ひみつのアイプリ 第33話「波乱のアイプリグランプリ」

ひみつのアイプリ

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最高で最強のお友達

第4回アイプリグランプリの開会が迫るなか、カルテットスターがアイプリバースに入れないという事態が発生。そこでカルテットスターは出場を辞退し、ソロ大会へと急遽変更することとなった。

チィやみつきは優勝へと意気込むが、ひまりはひさしぶりのソロライブということに加え、チームメートのみつきとの対決に戸惑いを感じてる様子だ。チィとみつきが初戦を「3-0」で勝利しているのにもかかわらず、ひまりは「2-1」でかろうじて突破となっていることからも、彼女の心が揺れていることがわかる。

© T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / AP製作委員会

ライブを終えても、ひまりは寮へと戻らず、ひとりで思い悩んでいた。ひまりのなかでは“ライブの結果でみつきとの関係が壊れたらどうしよう”という不安と、“大好きなアイプリで負けたくない”という気持ちがぶつかり合っているようだ。その結果、グランプリの出場辞退まで選択肢として考えるが、話を聞いていたつむぎは「ひまりちゃん、わざと負ける。みつきちゃん、悲しい」とひまりを優しく諭すのだった。

ひまりを探しに来たみつきは、アイプリを始めたときのことを語りつつ「大好きなことに嘘はつきたくない。大好きな友達にも」とひまりに告げる。みつきがアイプリを始めたきっかけはひまりのためであったが、今やアイプリは彼女にとって何よりも大切なものとなっていた。またアイプリとして真剣に向き合うきっかけを作ってくれたひまりに感謝しているようだ。

大好きなアイプリとして、大好きな親友とステージ上で競い合う。ひまりはその意義を見出せていなかったが、みつきにとってはこれほど喜ばしいことはなかったのだろう。そんなみつきの本気の想いを受け止め、自身も本気でライブすることを誓うひまり。最後には互いを「最高で最強のお友達ライバル」として認め合い、グランプリは互いに全力でぶつかり合うことを約束するのだった。この一件を経てひまりとみつきの絆はより深まったように思うが、そんな2人を遠巻きに見つめるつむぎは一体何を思うのだろうか。

初戦とは違い、ライブで最高のパフォーマンスを披露するひまり。そんなひまりに触発されて気持ちを奮い立たせるみつきだったが、何者かの存在によりみつきはアイプリバースから強制的に弾き出されてしまう。そして無常にもタイムリミットを過ぎてしまい、不戦敗となってしまった。

決勝戦では、ひまりは勝ち上がってきたつむぎと対決することになるようだ。ここまであまり触れてこなかったが、今回のつむぎは眠っている時間が多かったり、物思いにふけるような様子が多く、意味深な描写が多かった印象だ。これまで『ひみつのアイプリ』は比較的穏やかな展開が多かったが、そろそろ一騒動起きそうな予感はしている。

次回、第34話「ヒカリノコトバ」

何も起きないはずがない決勝戦になりそうだ。

第4回アイプリグランプリの決勝戦。その日ひまりは砂浜でムギちゃんと遊んでいる夢を見た。目を覚ましたひまりは「スターアイプリになる!」と張り切るが…。

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

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