【感想記】ひみつのアイプリ 第29話 「おにいちゃんこうかん」

ひみつのアイプリ

【公式】アイプリちゅ〜ぶ」にて最新話が無料配信中!
『ひみつのアイプリ』第29話「おにいちゃんこうかん」あらすじ&先行場面カット | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】

あらすじ&場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

似たもの兄妹

多忙なひまりを見かねて、兄・ひなたがマネージャーになることに。妹を心配するあまり突っ走り気味のひなただが、そんな兄がひまりは少し煩わしそうだ。一方でみつきはそんな兄と妹のやり取りを微笑ましげに見つめているのだった。

そこに現れた会長。ひなたとサクラは同級生ということもあり、互いを「青空ひなた」「一条寺」と呼び合っていた。上級生同士の絡みというのは新鮮だし、2人の仲が良くも悪くもなさそうな距離感が絶妙だった。上級生のクラス風景を描くのも面白そうだ。

なおも過保護気味にひなたに対し、反発するひまり。ついには「お兄ちゃんなんて……いらない!」と、ひなたの元を離れていってしまう。その夜、相部屋でひまりの愚痴を聞いていたみつきだったが、ふと「羨ましかったの」と打ち明ける。八雲は優しい兄ではあるが、みつきはひまりとひなたのような何でも言い合える関係に憧れているようだ。

「八雲さんが」「ひなたさんが」

「「お兄ちゃんだったらいいのになあ」」

互いの兄に憧れていることに気がついた2人は、さっそく翌日に「おにいちゃんこうかん」を実行。ひなたは複雑そうだったが、八雲は意外にも乗り気だ。こうしてひまりは八雲と、みつきはひなたと兄妹としての時間を過ごすことになった。ひまりは八雲と過ごす穏やかな時間に心地よさを感じているようである。みつきもひなたが何かと気にかけてくれることが嬉しいようだ。

湖畔のベンチで休憩するひまりと八雲。そこで八雲は「(ひまりとひなたの)2人とも僕の憧れの存在だよ」と語りだす。八雲は思考に長けるタイプの人間であるようだが、それを行動に移すのが苦手なようだ。だからこそ行動が先走る青空兄妹を羨ましく思っていた。特にひなたに対してはいつも一緒にいる友人ではあるが、同時に尊敬している存在でもあるとのこと。

一方のみつき&ひなた側も、みつきが「ひまりちゃんがいつも明るくいてくれるから、だから頑張れるんです」と語っていた。その言葉にひなたは自分の知らないところで妹が成長していることを知る。ひまりはともかく、みつきと八雲が「おにいちゃんこうかん」に乗り気であることは少し違和感があったが、最初からひまりとひなたを仲直りさせることが狙いでもあったのだろう。言葉にしなくても同じ行動を取っているあたり、みつきと八雲も似たもの兄妹と言えそうだ。

互いの知らない一面を理解したことで、ひまりとひなたは互いに謝罪。そしてそんな2人を前に、みつきと八雲も互いに感謝を告げるなど、その思いを行動に移すことができたようだ。今回はひまりとひなたの兄弟喧嘩が主題ではあるが、これまで冷静沈着に見えた八雲が人間的な悩みを抱え、それを克服しようと勇気を出す姿が個人的には印象に残った。互いの兄妹が影響を与えていくのもこの作品の注目すべきポイントなのかもしれない。

次回、第30話「ミラクル⁉ハロウィン」

プリティシリーズとしてはひさしぶりのハロウィン回。「怪しい影」の正体が気になるところだ。

今日はハロウィン。パラダイス学園では一年生が仮装をして、先生や上級生の所にお菓子をもらいに行く行事がある。そして、学園には奇妙な噂があった。ハロウィンの日に『開かずの扉』が開くと、“奇跡”が起こるというのだ。扉のひみつを探り始めるひまり、みつき、チィ。タマキから情報を仕入れ、扉のひみつに近づいていくが、三人の後ろには怪しい影があった……。果たして、その影の正体は……?そして、奇跡は起こるのか……?

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

コメント