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カワイイはひとつじゃない
物憂げな表情を浮かべるヴィクトリア。どうやら学園に「カワイイ」が足りていないことを嘆いているらしい。そんなヴィクトリアと“カワイイもの好き”のタマキは意気投合。そして瞬く間に「第一回ヴィクトリアカワイイコレクション」の開催が全校生徒に宣言されるのだった。
その内容はアイプリグラムに思い思いの「カワイイ」を投稿するというもの。しかしこの単純な催しに尻込みしていたのが会長だった。普段から凛々しい会長ではあるが、「カワイイ」に関してはまったくのド素人である。そんな会長を見かねたタマキは、会長に「殻を破り、新しい自分を見つけるチャンスよ!」と背中を押す。まんまとやる気になった会長は「カワイイの向こう側にたどり着いてみせよう!」と闘志を燃やすのだった。個人的にはこのチョロさがすでにカワイイように思う。
同じくカワイイ探しに苦しんでいたのがアイスマイリンだった。カワイイものとして連想するものが、アイリはお金、リンリンは数列とセンスが壊滅的である。考えた結果、2人で考えても拉致があかないということで、別々でカワイイを探すことになった。「今後のアイスマイリンのためにもソロ活」という言葉の通り、あくまでもデュオのために別行動をしているのが以前からの変化と言えるだろう。
別行動を取ったアイリとリンリンは、それぞれがひまりとみつきと行動を共にすることとなった。それにもかかわらず考えることは相方のことばかり。これによってアイリとリンリンにとってのカワイイが何なのかが見えてくることとなった。
アイプリグラムに続々とカワイイが投稿されるなか、突如として松岡ねっぱ先生の裸体が次々に投稿されるというガチムチテロが発生。どうやら「真のカワイイはマッチョだ!」と悟りを開いた男子による鬼畜の所業のようだ。これが多様性の時代の成れの果てだろうか。とんでもないものを見せられたヴィクトリアは卒倒。タマキが単身でヴィクトリアカワイイ実行委員会を取り仕切ることとなった。
この学園の一大事に立ち上がったのは生徒会長・一条寺サクラだった。タマキが用意したフリフリのドレスを身にまとい「サクラだっぴ!」「ハートにズッキュン!」と会長なりのカワイイを生徒会メンバーに振りまく。最終的には恥じらいが限界に達していたものの、これをきっかけに会長も一皮むける展開とかは多分ない。
そんな会長はさておき、アイプリバースへと向かうアイスマイリン。2人が見出した「カワイイ」。それはアイリにとってはリンリンであり、リンリンにとってはアイリだった。互いが考案した新コーデを身にまとった2人は、カワイイを守護るためにステージへと立つ。
アイスマイリンのライブを見たことでヴィクトリアは復活。マッチョに取り憑かれていた男子たちも色々なカワイイがあることに気が付き、それぞれの違ったカワイイを認め合うのだった。その裏ではひまりとみつきが互いのことを「ナンバーワンカワイイ」と伝え合うのなどのエモい展開も見られた。
基本的にはギャグ回と言えそうだが、そのなかには「カワイイ」に見る多様性の問題があったり、かと思えばデュオ同士の絆の深まりも描かれたりと、内容の濃い回だったように思う。
次回、第24話「グランプリコーデのひみつ」
『コーデ決めちゃう委員会』という謎の機関が登場。名前の雑さ的に物語に深く関わる存在には思えないが、アイプリバースの裏側を描く展開は単純に興味深い。
第2回アイプリグランプリのグランプリコーデをもらって、嬉しいひまりとみつきとつむぎ。ひまりはふと思う。アイプリグランプリでもらえるコーデのカードって、毎回誰が決めているんだろう?めが姉ぇさんいわく、それは『コーデ決めちゃう委員会』のお仕事。メンバーであるスパイシーP、ミズ・マカロン、DJホットは、これまでのグランプリを振り返りながら、次のグランプリコーデを決めるための会議を開いていた。
各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト
コメント
ゲストで金森まりあ出てほしい
それな