【感想記】ひみつのアイプリ 第21話 「ひみつの無人島/アイプリ・サマーフェス」

ひみつのアイプリ

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『ひみつのアイプリ』第21話あらすじ&先行場面カット | アニメイトタイムズ
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ひみつの無人島

今回はシリーズ初の2本立て。ひまりとみつき、そしてチィは海岸で遊んでいたところを謎の巨大飛行生物に連れ去られ、無人島で目を覚ます。この強引な導入が往年のギャグパートを彷彿とさせる。砂浜には巨大生物の足跡らしきものがあり、3人は島には恐竜がいるのではないかと怯えるのだった。

意を決して島内に足を踏み入れる3人。しかしすぐさま謎の生き物の大群に周囲を囲まれてしまう。絶体絶命かと思われたが、そこに現れたのは大量のひよこ、そして炎の体育教師・松岡ねっぱ先生だった。第5話以来の登場だが、まさか再びガッツリ登場するキャラとは思っていなかった。思えば第5話も濃厚なギャグ回だったが、松岡ねっぱ先生はそういった回の担当でもあるのかもしれない。

なお3人を連れてきた生物は成長しすぎた「巨大ニワトリ」だった。ひまりは恐竜ではなく巨大ニワトリであることに安心しているようだったが、そんなわけのわからないものが目の前にいることにまず疑問を持ってほしい。そしてオチは巨大ニワトリに追いかけられた3人が火事場の馬鹿力で海面を走り、別荘まで帰宅したというもの。虚空には先生の「ねっぱっぱ~!」の咆哮が響き渡っているのだった。

ギャグ回を15分に押し込めたことでより破壊的な内容に仕上がっていた印象だ。ひまりとチィという漫才コンビを、みつきが引き締めるという展開にも安心感を感じた。シークレットフレンズも良いが、この3人もかなり相性が良いように思う。

アイプリ・サマーフェス

ひやむぎをすするだけの夏休みを憂いたアイリにより「アイプリ・ザ・サマー」が開催。思えばアイプリの世界はオーディションやバトルなど、華やかでありながら意外にもバチバチのバトルが展開されることが多い。今回はそういった比較要素はなく、純粋にアイプリの世界を楽しむという趣旨であるらしい。

アイプリバースには屋台が立ち並ぶほか、それぞれのアイプリが思い思いのイベントを開催。突如行われた大声選手権では、測定不能となり悔しがる会長が微笑ましかった。しかし続けて披露されたライブでは一転して凛々しい姿を見せており、このギャップが会長の魅力なのだろうと改めて感じる。

続けて主催者であるアイスマイリンのライブ。相変わらず聴いていてテンポが心地よい曲だ。Bパートはここ最近目立たなかった生徒会チームの楽曲を再び披露させる狙いもあったのかもしれない。ただ突然挟まれたひまり達のオタ芸はシュールすぎて変な笑いが出た。

前後半共にストーリー上はあってもなくても変わらないような回ではあったが、ここ数話は激動だったため、たまにはこういう回も悪くない。2本立てアニメを見るのも、なんとなく童心に戻ったような感覚だった。作中でも2学期に突入ということで、また新たな展開へと動き出しそうである。秋のライブにも『ひみつのアイプリ』が参戦決定したということで、今後の展開を楽しみにしたい。

次回、第22話「はしれ!あの子の初恋」

次回は第8話を彷彿とさせる、クラスメイトに焦点を当てた回。ひまりのクラスはモブも個性的なため、定期的に個人にスポットを当てていくのかもしれない。

ひまりとみつきのクラスメイト、小町は成績優秀ながんばり屋さん。怜は運動神経抜群な女の子。小町は運動会のリレーの練習の見学中、ひまりとぶつかり、貧血で倒れてしまう。小町と幼なじみのタマキは、ひまりに小町と仲良くしてくれるように頼む。どうやら『恋の病気』にかかっているらしい小町。その相手が兄のひなただと思ったひまりは、小町の恋がうまくいくよう、生徒会に『恋のレッスン』をしてもらおうとするのだが……。

各話エピソード - 『ひみつのアイプリ』アニメ公式サイト

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