【感想記】アイドルタイムプリパラ 第11話「投げろ!アイドルタイムグランプリ」

【感想記】アイドルタイムプリパラ 第11話「投げろ!アイドルタイムグランプリ」 アイドルタイムプリパラ

本放送日:2017.06.13

ソフトボール回があるのは神アニメの証明

アニメ『アイドルタイムプリパラ』第11話より先行場面カット到着 | アニメイトタイムズ
【アニメイトタイムズ】 2014年7月から『プリティーリズム』シリーズを継承し、3rdシーズンまで放送された『プリパラ』が新アニメ『アイドルタイムプリパラ』として2017年4月より放送中! その第11話「投げろ!アイドルタイムグランプリ」よ...

場面カットはアニメイトタイムズの記事をご参照ください

まさかのソフトボール回

いよいよ初めてのグランプリ開催。しかし肝心のグランプリはほとんどそっちのけで、ソフトボールの試合がメインの回となっていった。アボカド学園のソフトボール部員は二人しかいないらしく、にの以外にヒツジ隊と詩子が助っ人として参加することに。グランプリの開催にはにのの出場が絶対条件である。そのためゆいは自身の応援によってチームを勝利に導き、一刻も早くにのをプリパラへと連れて行くとらぁらに約束する。まるで勝利の女神気取りだが、そこまで強く思い込める力こそが彼女の強みなのだろう。

ただ部長によれば、相手チームのバスが脱走した黒毛和牛に囲まれて来られないため、試合は中止になったとのこと。それを良いことににのを連れてプリパラへ向かおうとするゆいだったが、そこに立ちふさがったのが地獄ミミ子率いる風紀委員チームだった。試合は初めこそにのの活躍により楽勝ムードが漂っていたものの、途中からミミ子の活躍により雲行きが怪しくなる。ミミ子は捕手としてはささやき戦術を、投手としては超スローボールを駆使し、容易には得点を許さない。打者としてもその聴覚を駆使してコースを完全に読み取りホームランを放っていた。意外にも多才な人なのかもしれない。

予想とは裏腹の展開に、プリパラへ早く行くことを約束していたにのは次第に責任を感じてしまう。そんなにのに対し、ゆいは「予想とは違くても自分の描いた夢を信じる大切さ」を話し元気づける。長いあいだプリパラでアイドルになる夢を持ち続けたゆいが言うからこそ響く言葉である。

にのを元気づけたもうひとりの存在は、前回に引き続き東堂シオンだった。竹刀でホームランをかっ飛ばし、さらに囲碁盤に例えて投球コースを読み切るという常軌を逸したサポートによってチームを盛り上げ、さっさと帰っていった。まるで嵐のようだった。

シオンはにのに「疾風勁草しっぷうけいそう」という四字熟語を言い残して去っていった。これは強い風が吹いたときこそ、初めてそれに折れない強い草が分かる──つまりは試練に直面したときに、初めてその人の精神の強さが分かるという意味の言葉である。今回において、にのはメンタル面での弱さが少し目立っていたように思う。にのはどんなスポーツでもこなせる才能はあるのだろうが、言い換えれば敗北に慣れていないため打たれ弱い。シオンはそれをいち早く見抜き、今のこの状況がにのが成長する上での正念場だと言いたかったのだろう。

これをきっかけに状況が好転していく展開に思われたが、流れは簡単には傾かない。満塁の大チャンスにおいてもにのはミミ子の魔球を打ち崩すことができず、さらに途中出場していたゆいも守備時に足をくじいてしまう。はっきり言って最悪の状況だ。

果たして勝負のゆくえはどうなるのか? にのはグランプリに間に合うのか? という場面で今週は終わり。まさかの週またぎとなったが、カオスアニメなのに引きが上手くて次回が普通に気になってしまうのが悔しい。

神アイドルは前座

にのとゆいがソフトボールで奮闘するあいだ、グランプリではそらみスマイルが間をつなぐことになった。この三人の揃った姿を見ると安心感と興奮が同時に襲ってくる。

曲は『トライアングル・スター』。この曲を聴くと「ぷり」という幻聴が襲ってくるのは自分だけではないはず。メイキングドラマの「あおぞらスマイルスパークリング」はやはり三人仕様が前提となっていたようだ。

次回、第12話「打て!アイドルタイムグランプリ」

次回は路上でお好み焼きを売りさばいていたドロシー&レオナが助っ人として登場。ドロシーはいいとしても、レオナも参加するのはありなのだろうか。

にのをアイドルタイムグランプリに出場させるべく、ついにらぁらもソフトボールの試合に参加する。相手チームにペースを崩され、点差が縮まらず焦るにのだが、何とか仲間の救援で逆転のチャンスを迎える。次の打者はにの。にのは試合とアイドルタイムグランプリ、2つの勝利を手にするのか!?

エピソード アイドルタイムプリパラ|テレビ東京アニメ公式

コメント

  1. 匿名 より:

    個人的にはめが兄ぃの「この方々にオープニングライブを....」っていうちょっと敬った言い回しにグッときました。

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