チンゲンサイ

空前のチンゲンサイブームが到来している。それは大げさすぎるが、無性に美味いのである。ここまで典型的な野菜野菜したものに味覚が喜んだ経験は思い当たらない。いったい何が起きたのだろうか。

チンゲンサイはクタッとした見た目とは裏腹に歯ごたえがあるのがよい。そして噛んだ瞬間に青野菜特有の臭みが襲ってくるのかと思って構えていると、意外にも来ない。そうしてスカされたような気分になっていると、物陰から覗いているような微細な旨味が舌の上に残っている。あの荒々しい中華料理で重用されているとは思えないほどの繊細な味が癖になってしまうのである。

油との相性が良いのだと思う。肉と一緒に炒めれば、それだけで立派な一品料理として成り立つ。ただ食べたことはないが「チンゲンサイと言えばクリーム煮」というイメージが強い。どのような味わいになるのだろうか。

3


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)