記憶と忘却の狭間

この時期になってくると「震災を忘れないで」みたいな文言を多くみかけるようになるが、ふと震災直後に「不謹慎」の三文字が横行して身動きが取りづらくなっていた時のことを思い出す。被災地にとって不謹慎と思われるような行動や言動は慎むべきという風潮があった。もちろん配慮は必要だろうが、現実的にはそれが過剰になり息苦しい雰囲気が流れていたと記憶している。

それと似たような感じで「忘れないこと」が押し付け気味になってしまっても良くないと思うのである。個人的には忘れる人がいようが別に構わないという考えだ。東と西の人ではあの地震に対する温度差が確実にあるはずである。歴史上の出来事として記憶に留めておき、それについてどう感じるかは人それぞれで良いと思う。個人的にはあの地震を忘れることなんて絶対にできないが、そうではない人を貶めるような風潮になるのも違う気がする。

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