続・歩かない話

先週あたりにランニング中に「歩かない」という選択を取ることの必要性について適当に書いたけれど、それに続いてしまった話。この前は精神的な部分についての内容だったけれど、今回はフィジカル的な話です。

自分が今日のランニングを終えて思ったのは、結局は歩いてしまうと余計に疲れるのではないかという単純な話。走っている最中に歩けば当然ながらその時は楽だ。ただ人間も車もパソコンも動き出す時が最も体に負担がかかり、エネルギーを消耗するものである。つまり結局のところ途中で歩いてしまうと、また走り出す時、さらにはそこから波に乗るまでに無駄にエネルギーを使ってしまい、そのまま走り続けていたときよりも疲労を感じやすいのではないかと思ったのである。もちろんこれは経験から感じた推論に過ぎないけれども、普段からランニングをしている人には理解できると思うし、概ね正しいのではないかと思っている。

もうひとつは走り続けることはランナーズハイに繋がりやすいということだ。

ランナーズハイとは一定の時間を走っていると、それまで苦しくてしんどくてたまらなかったのに突如としてそれを全く感じなくなり、逆に高揚感のようなものが溢れてくる現象を言う。それは継続的な苦痛を感知した脳が、それをやわらげるために脳内麻薬物質であるエンドルフィンを分泌するからだとされている。つまりは気持ちよくて仕方が無くなってしまうのである。自分も何度か経験したことがあるが、ランナーズハイになると足の痛みが消えるからハイペースで走り続けることができてしまうし、脳内はお花畑になっているしで、かなりの爽快感だったことを覚えている。ランナーズハイはランニング愛好家にとっては非常に魅力的な境地であり、一度経験すると病みつきになってしまう、まさに麻薬的な存在なのである。

話を戻すが、つまりはランナーズハイに至るのであれば苦痛は必須となるものであり、途中で歩いて中途半端に体力回復を図るような走り方をしていたらそれに到達する可能性は限りなく低下してしまうのである。ランナーズハイを経験したいのであれば、苦痛は避けるのではなく、むしろ喜んで迎え入れる――つまりは走り続けなければならない。

以上の理由からやはり歩くという選択は得策ではないように思う。歩いてしまうと苦痛を助長するばかりか、快楽を遠ざけることにもなってしまう。二重に損をしているのである。だから僕は今後は歩きません。ただこの時期は暑いので気分が悪くなったら無理せず歩くなり立ち止まるなりしましょう。

 

 

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