笹の葉さらさら

七夕といえば自分は他の諸々以上に給食に登場した「七夕ゼリー」を思い出す。よく覚えていないし味もそれほど美味しくなかったと思うが、六年間に毎年のように献立に並べられると嫌でも思い出してしまうというものだ。

七夕は知名度の割に地味なイベントであるが周囲ではいろいろなことが催されていた気がする。まず体育館の肋木に活気のない笹が垂れ下がっており、短冊に子供ながらに絞りだした願い事を書いてセロテープで貼り付けていた記憶がある。そして帰り道にある八百屋でも小学生に書いてもらおうと期待する笹と短冊が置いてあり、それに仕方なく願い事を書いてやるという悲しい事件が起きる。こういうところで子供ながらに気を使うことを学ぶわけである。

それでも七夕の日は期待に胸を膨らませて夜空を見上げていた。天の川を見ることを期待していたのである。しかし梅雨時期で天気が悪いわけなので、とうという天の川が見れたことは無かった。今日は天気が良かったが天の川が見れたのだろうか。そんな考えさえ浮かばない大人になってしまった。自分が小学生の頃に、今日の快晴を分けてあげたかった。

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