降段後、初反省です。
待ちを絞らせない
手中のを赤ドラと入れ替えた場面。ドラで放銃しないで済むというメリットもあるにはあるが、終盤に差し掛かるこの巡目での手出しは待ちがかなり読まれやすく、そもそも打点がほぼ変わらないのでデメリットのほうが大きい。ラス目の勝負手というところでツモ切りし、少しでもアガる確率を上げておくべきだった。
混一色に振り込まない
最近の感覚として2副露から染め色もしくは生牌の字牌が出てくるとかなりの確率で聴牌している印象。この場面は中盤かつ打点の無さから好形変化が多いとはいえオリの選択肢を用意するべきだった。
不確定三色orドラ1
三色を魅力に感じてドラ切り立直としたが、不確実な三色よりは確実なドラ1を選択するべきだった。
対子の優劣
をポンする前提の手。どちらかの対子落としの選択に迫られた。
判断基準としては
- 安全度が高い方
- ドラ受け
- 重なりやすさ
などがあるが、この中で①②については互角という感じ。しかし索子の下が安そうなので③の比較で残しが正解だった。
は他家が使っていそうだし、そもそも
を切っているので変化してもフリテンの可能性があるなど良いところ無し。
勝負を焦らない①
とりあえず聴牌ということで追いかけこそしないものの、スジを切って粘ろうとしたところで放銃。オーラスを二位で迎えることになってしまった。
リードを広げるために押してしまったが、この場面はベタオリすれば親流れが期待できるだけでなく、ツモアガってくれればノーリスクで点差が開くというボーナス状態だ。何よりオーラスをトップで迎えられるというのはそれだけで大きい。明確にオリるのが得だろう。
聴牌したときに押すだけなら簡単である。その上でオリも選択肢に入れられる打ち手になりたいところだ。
勝負を焦らない②
こちらは状況が真逆だが反省点は同じ。
役ありドラ3の一向聴。点数的に押したところ放銃となりトビ終了となった。
押すべきでない理由は、まずリーチ者が親であるということ。自身がラスのときに親の連荘は得になることのほうが多い。もうひとつはそこまで他家との点差が絶望的でないことである。二位までは8000点以内であり、親番が無いとはいえ極端に押し引きを変える状況では決してない。
こういう選択をしてしまうのはひとえに「楽になりたい」という思考によるものである。しかし麻雀はそんなに甘いものではないし、そういった逃げの選択ばかりしては成長も無い。
おわりに
降段は悔しかったが、いつも言うように自身の麻雀を見つめ直す良い機会にもなる。その上で特に意識するようになったのは「正しく打つ」ということである。ポイントを気にしているとどうしても結果に囚われがちだが、麻雀は結果だけを求めると絶対にメンタルを保てないゲームだ。結果ではなく内容を重視することで気持ちが楽になったように思う。
ただこういった心構えは時間が経つにつれて忘れてしまいがちなので、そういうときにはこの記事を見返したいところだ。