まさかの第二弾。
良さげなリーチ
ドラ待ちリーチは確実に1飜アップする反面、出アガリがあまり期待できない。それだけにアガれる根拠を持ってリーチをしたいところだ。
この場面は他家の捨牌的にドラが山に残っている可能性が高いと踏んでリーチとした。結果的にアガれなかったがドラは読みどおり全て山にいた。判断としては悪くなかったと言える。
こちらも場況とか関係なしにリーチするとは思うが、暗刻のため少なくとも
は良さげ。待ちの5枚中、4枚が山に残っていた。
そのための安全牌
アガリトップを目指して三副露としていたが、生牌のを引いたためやむなくオリ。心情的に強行したくなってしまうのだが、そもそも
の対子はこういう場面で確実にオリるために抱えていたわけだ。
で放銃すると着順ダウンの可能性もそれなりに高く、また対面へ放銃の場合は一気にラス転落まであり得る。そう考えればオリは当然なのだが、実戦だと聴牌の誘惑に負けて無謀な選択をしてしまうことが多い。少なくともこの場面は冷静に判断できて良かった。
その次の局で三巡目で聴牌したためリーチ。すぐにアガれてトップ終了となった。
親へ押せ
序盤でドラドラの聴牌なら愚形でも押す。基準としては一般的なものだが実際にそういった場面になると縮こまってしまうことが多い。この場面はそれを守れて、結果的に満貫のアガリになった。それだけの話なのだが、感情に流されず基準を守り結果を出せたのが個人的に大きい。
構想を柔軟に変える
断ラスの親番。ドラ二枚の手で絶対にアガリたいところだが、対面からリーチがかかってしまった。構想としては門前リーチの手だったが、その後に対面からが打たれたので反射的にポン。
結果は起死回生の6000オール。できすぎではあるが、最初の構想にとらわれずに柔軟に手格好を変えられたのは好判断だった。
おわりに
よく考えてみると自省録も自己満録も「文章にすることで忘れにくくする」という点ではやっていることは同じだ。違いはそれが悪かった点なのか、良かった点なのかということだけである。そういうわけでこの自己満録も意外と雀力向上に効果があるかもしれないと思うのだが、問題はこうして満足できるような選択が反省に比べてあまりないことだ。