ネガティブの効用

朝倉康心という麻雀プロがいるのだが、こいつがとにかくネガティブなのである。あまりにTwitterでネガティブな発言をするので、それを出版社に面白がられて『麻雀の失敗学』なんていう本まで出版するに至ったぐらいだ。では実際にそこまで酷い麻雀を打つのかというとそんなことは一切無く、むしろ天鳳では最強だし、リーグ戦でも上位の成績を残している。彼の生来の性格なのかとも思ったのだが、配信などを見ていても多少は根暗なのだがそこまでというわけでもない。

おそらく彼は進んでネガティブになろうとしているのだと思う。常人ならば見逃しそうな状況も、少し悲観的に見ることでそこに考える余地が生まれる。麻雀は往々にして「これは仕方がない」という場面が登場し、実際にそれが間違いではないことが多い。しかしそこにあえて考察を加えていくことで成長しようとしているのだろう。言ってみればポジティブなネガティブなのである。

「ネガティブ」と効くと無条件に悪のように取られがちだが、個人的にはネガティブだからこそ見えてくる景色というのもあるように思う。ただ必要以上のネガティブ人間は他人を苛つかせたりするので、度を超えないようには注意しなければならないだろう。

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