『夜廻』をプレイした感想

『夜廻』というゲームをプレイしたのでざっくりと感想を書きたいと思う。先に言っておくと個人的にはそれほど評価の高いゲームでは無いので絶賛されることを期待している人は読まないほうがよい。また一周しかプレイしていないので理解できてない点も多い。

まず良かった点をあげるなら、キャラクターが可愛い。そしてその可愛らしさがこの世界観におけるギャップとなり、より恐怖を増すことになっているのではないかと感じる。また夜道に現れるお化けも形容し難い様相をしており、それが子供の頃に夜道を歩いた時の言いようのない不安感を表現することに成功している。ストーリーも多くを語らず謎を残す形になっているのは、あくまでも直接的ではなく内面から滲み出るような恐怖をプレイヤーに与えることに重きを置いているからなのだろう。その点で言えば巧みに作られていると言える。

ただそれと同じぐらいに良さを邪魔する要素が多かったように思う。「死にゲー」と言えば聞こえはいいが、それがこういった雰囲気を重視するゲームにおいては邪魔になっていた。最初は道を曲がるごとに何がいるかわからない恐怖があったが、繰り返しのプレイを強制させられるばかりに次第にその恐怖は薄れていき、ただの作業という印象ばかりが募っていった。百歩譲って何度も死ぬことが前提だとしても、それにしては中間セーブの位置が悪い、操作性が悪いからクリアしても達成感が無い、などの問題が多い。死にゲーというのは繰り返しでも苦にならない巧妙なセーブシステムと爽快感のある操作性があってこそ成り立つわけであり、こういった雰囲気を重んじるゲームには合わないのである。ストーリーに入り込みたいのに、何度も死ぬばかりに次第にうんざりしてくるというパターンがプレイしていても多かった。このゲームの悪いところは、ひと言でいうなら中途半端なことである。エンディングについても同様の印象を感じた。

まとめるなら、コンセプトに見合った世界観を作り上げたことは見事だが、それをシステムが損なっているゲームが『夜廻』と言える。あの世界観は好きだからもう一周ぐらいはプレイしたい気持ちもあるけど、操作がネックで食指が動かないという感じ。続編として『深夜廻』が発売されているようだけど、そういった点が改善されていることを願います。

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1件のコメント

  1. 考察見ると、ああそういうことかって思うんだけどね。
    続編も基本的なことは変わらないと思うよ。

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