『ヴァルキリープロファイル』攻略後記

二周目にてAエンドを達成することができたので極簡単に振り返りたい。

まずヴァルキリープロファイルは戦闘におけるコンボ要素やスキルの振り分けなど、その時代のRPGとしては珍しい要素が取り込まれながら、それが最大の面白みになっているという稀有な存在だったと感じる。特に戦闘に常に試行錯誤する要素があるというのは自分がこのゲームを楽しむ上で非常に重要だったと思う。

一方でアクション要素については不満が多い。必要以上に高度なものを求められる謎解きやそれにまつわる操作はゲームのテンポを著しく貶めるものでしかないように感じた。また終盤における敵のバランスについても疑問が残る。対策を練ることでそれなりに戦えるようになってはいるが、あそこまで規格外のダメージを与えてくる敵ばかりだと最終的にはガッツとオートアイテムに頼るだけの戦闘にしかならなくなってしまう。考えさせる余地があるところが魅力のゲームなのに、進めるごとに選択肢が一極化してくるのは残念な部分だ。

最後にストーリーについてはそれなりに楽しむことができた。AエンドとBエンドの温度差の違いや、また定石を覆すことでトゥルーエンドへ行けるというのは面白いと思う。自分はこのゲームにおいてレナスという存在が最大の魅力だと思っていたので、彼女の核心に迫るところが明らかにされていく過程は非常に興味深かった。それだけに彼女がED以降どうなるか、という部分をもう少し見たかったような気もする。個人的にはあの終わり方だと、その先にあるのは不幸な結末しかないように思えてならない。結局はレナスが第二のオーディンになっただけで特に何も変わっていないからである。ディストピア的な世界が構築されていそうで怖い。

PSのゲームでありながら、2018年にこれだけ違和感なく楽しめるゲームはそうは存在しないと思う。やはりPSのRPGには名作が多いという考えがより固まることになった。

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